播但連絡道路の脇に,コバノミツバツツジが群生しこの時期に一際目立つ小丘がある.説明板によると,今は丸山地蔵尊と呼ばれる八十八ヶ所地蔵尊が祀られているが,元々は豪族の墳墓と考えられている.お地蔵さんと祠の管理のためだろう草刈りが行われているが,ツツジは刈り残されているため純群落のようになっている.このツツジ,自然更新によるのだろうか,あるいは植栽されたものだろうか.小丘の頂上にはアカマツが若干生えており,その様子からはアカマツーコバノミツバツツジ群集から刈取りによる変化を経てできあがった植生のようにも見える.開花期を過ぎると目立たなくなるが,別の季節に再訪してみたいところだ.
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