梅雨入りしてから10日,アジサイの花が見頃を迎えている.丹波あじさい寺とも呼ばれる補陀洛山観音寺を訪ねた.とても数え切れないが資料には100品種1万本と書かれている.アジサイや放し飼いにされているニワトリやモリアオガエルの卵塊を見ながら境内をゆっくりと巡ると本堂に至る.ニワトリは尾長鶏の原種にあたる小国鶏という品種らしい.
本堂では住職による法話を拝聴した.時折笑いを交えながらされたお話の中で,「医王の目には途に触れてみな薬なり...」という言葉が出てきた.物事の本質を知れば世の中に無駄なものなどない,どんな状況におけるどんな経験も自らを高める糧となり得るとの含意であると.
入り口で,オガタマノキも見ていってください,バナナの香りがしますよ,と言われていたので探してみた.あった.確かにバナナの香りがする.オガタマノキとバナナは結びつかなかったが,どうやらこれは植栽木のカラタネオガタマで,花被片が赤いのでポートワインという品種に似ているようだ.というわけでオガタマをよく見たら赤玉だった.
0コメント